論文読んで理解を深める

Article 更新: 作成:

特定の植物種についての情報を集めていると、だいたいこれはこの種だ、これはこのcomplexだ、みたいな分類の議論に行き当たります。

そうなってくると、各所で語られている情報は一次情報じゃなくて玉石混淆なので、だんだん何が正しいかわからなくなってきますね。

とすると、やはり論文をあたるべきではないかと思うわけです。


ある程度専門性が高い論文や最新の論文はパンピーにアクセス権がないことが多いですが、割と植物の分類にかかわる話は全文が読めたりします。


とはいえ論文、英語がずらっと並ぶと結構しんどい人は多いのではないでしょうか(僕も正直読めないし)。


となると、やはりAIの力を借りるのがいいかなと思います。

AIで気にするべきはハルシネーション(いわゆる誤答)。

これをなるべく防ぐために僕は以下の手順で情報収集してます。


ちょうど最近、Tillandsia capillaris complexの分類が気になったので調べた例です。


1. 「Tillandsia capillarisの分類に関する最近の研究を示した論文を探して」

2. 「この論文について、各セクションを英語のまま要約したうえで、日本語訳もつけて。ただし、君の考察や知見はふまえずに、書かれている内容だけを教えて」

3. 「この論文より後続で同様のテーマを扱っていて、この論文に対して、補足、対論を述べているものを探して。その論文の全文もしくはアクセス可能な範囲で読めるURLをNotebookLMへのインプットのためにコピペできる形式で列挙して教えて」



↑ここまでで、特定の論文とその後続の議論にかかわる論文が集まります。2のステップは欲しい情報か精査するためのものなので、任意でいいと思います。

画像
この流れではcapillarisの分類を再検討するCastello氏が主著の論文が3本ヒットしました。

続けて、これらの情報をNotebookLMにインプットします。

NotebookLMはインプットされた情報だけをソースにAIが回答してくれているので、比較的ハルシネーションリスクが少ないです。


1. ソースの「ウェブサイト」に↑でもらったリンクのリストを挿入

画像
画像
2. ソースの名前を人間がわかる用に書き換えておく(ソースが増えると情報元にあたりたいときに探せなくて困るので大事)
画像
3. 質問してみる
画像
4. 適宜ソースの修正をする

今回の場合、Castello et al. 2025( https://phytokeys.pensoft.net/article/1544/ )はリンク先にうまくアクセスできなかったようなので、リンク先のテキストの論文部分(タイトル、著者、本文)をコピーして、ソースを追加→コピーしたテキストにペーストすることでソースとしました。


あとは、いろいろNotebookLM上で質問したらインプットした論文情報を探索して回答してくれます。

これでなんとなく研究の最新状況を分かった気になれます。


今回はこの方法で、


がわかりました。勉強になりますね。